下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成14年 問18

【問 18】 マンションの昇降機の維持・運行管理及び定期検査に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 建築基準法によれば、建築基準法第12条第3項の特定行政庁が指定する昇降機の定期検査の報告の時期は、原則としておおむね6月から1年までの間隔をおいて特定行政庁が定めるものとされている。

2 法改正のため削除

3 建築基準法には、昇降機の運行管理について詳細な規定がある。

4 建築基準法によれば、昇降機について定期に検査をする資格を有する者を、建築設備検査資格者という。

【解答及び解説】

【問 18】 正解 1

1 適切。特定行政庁が指定する昇降機の定期検査の報告の時期は、昇降機等の種類、用途、構造等に応じて、おおむね6月から1年までの間隔をおいて特定行政庁が定める時期とされている。
*建築基準法施行規則6条1項

2 法改正のため削除
*(旧)建築基準法施行規則6条2項

3 不適切。建築基準法には、昇降機の運行管理についての規定はなく、(財)日本昇降機安全センターが策定した「昇降機の維持及び運行の管理に関する指針」に基づいて安全な運行管理を図るよう国土交通省より通達がなされている。

4 不適切。昇降機について検査を行う国土交通大臣の定める資格を有する者は、「昇降機検査資格者」である。建築設備検査資格者は、昇降機以外の建築設備について検査を行う国土交通大臣の定める資格を有する者である。
*建築基準法施行規則4条の20第2項