下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成16年 問19
【問19】 鉄筋コンクリート造に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、誤っているものはどれか。ただし、国土交通大臣が別に定める場合を考慮しないものとする。
1 コンクリートの四週圧縮強度の基準は、軽量骨材を使用する場合の方が普通骨材を使用する場合より小さな数値となっている。
2 コンクリートの打込み中及び打込み後5日間は、コンクリートの凝結及び硬化を促進するための特別な措置を講じない限り、コンクリートの温度が2℃を下回らないように養生しなければならない。
3 耐力壁の厚さは、12cm以上としなければならない。
4 鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、柱又ははりにあっては、直接土に接する場合、接しない場合にかかわらず、3cm以上としなければならない。
【解答及び解説】
【問 19】 正解 4
1 正しい。鉄筋コンクリート造に使用するコンクリートの四週圧縮強度は、1平方ミリメートルにつき12ニュートン以上であることが必要であるが、軽量骨材を使用する場合においては、9ニュートンでよい。
*建築基準法施行令74条1項1号
2 正しい。コンクリート打込み中及び打込み後5日間は、コンクリートの温度が2度を下らないようにし、かつ、乾燥、震動等によってコンクリートの凝結及び硬化が妨げられないように養生しなければならない。
*建築基準法施行令75条
3 正しい。耐力壁の厚さは、12センチメートル以上としなければならない。
*建築基準法施行令78条の2第1項1号
4 誤り。鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、柱又ははりにあっては3センチメートル以上としなければならないが、直接土に接する柱又ははりにあっては4センチメートル以上としなければならない。
*建築基準法施行令79条1項