下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成20年 問24

【問 24】 給湯に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 湯によるやけどは、湯温と湯に接触する時間に関係し、接触時間を10秒とするとやけどをしない湯温の限界は70℃程度である。

2 水に対する気体の溶解度は、水温が高くなるほど小さくなるため、水中に溶け込んでいた溶存気体は水を加熱するに従って分離する。

3 サーモスタット式混合栓を用いる場合、混合栓での設定温度と混合栓に供給される湯温の差が小さいほど安定した出湯温度が得られる。

4 貯湯式給湯機の場合、水道用減圧弁を介して給湯機に給水すれば、出口側に逃がし弁(機体内の圧力を減圧する安全弁)の設置は不要である。

【解答及び解説】

【問 24】 正解 2

1 不適切。湯によるやけどは、湯温と湯に接触する時間に関係するという部分は正しいが、接触時間を10秒とするとやけどをしない湯温の限界は「60℃」程度である。

2 適切。水に対する気体の溶解度は、水温が高くなるほど小さくなるという点は正しく、したがって、水中に溶け込んでいた溶存気体は水を加熱するに従って分離する。

3 不適切。サーモスタット式混合栓は、混合水栓部での温度の設定ができ、混合栓での設定温度と混合栓に供給される湯温の差に「影響されず」、安定した出湯温度が得られる。

4 不適切。貯湯式給湯機は、貯湯タンクにいったん水を溜めてから加熱するが、機体内の圧力をコントロールするため、水道用減圧弁を介して給湯機に給水するとともに、出口側に逃がし弁を設置する必要がある。