下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成20年 問27

【問 27】 外壁タイルの劣化調査に用いる用具で最も不適切なものは、次のうちどれか。

1 ファイバースコープ

2 テストハンマー

3 サーモカメラ

4 建研式接着力試験器

【解答及び解説】

【問 27】 正解 1

1 不適切。ファイバースコープは、外壁タイルのような表面を調査するのではなく、配管など内部の見えにくい場所を調査するのに使われる。

2 適切。テストハンマーは、外壁のモルタルやタイルの浮きの状態を部分打診、全面打診し、その際に発する音(打撃音)から浮きの有無とその程度を察知するためのものである。

3 適切。サーモカメラを用いた赤外線サーモグラフィ法は、外壁タイルの剥離部分と健常部分との熱伝導の違いによる温度差を測定して外壁の剥離部分を診断する。

4 適切。建研式接着力試験器は、モルタル塗りの壁面の接着強度の診断方法である。