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管理業務主任者 過去問解説 平成30年 問22

【問 22】 住宅用分電盤に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 分電盤内に設置されている漏電遮断器(漏電ブレーカー)及び配線用遮断器(安全ブレーカー)は、電力会社の所有物である。

2 電気設備の技術上必要な事項を規定した民間規格である内線規程(以下、本問において「内線規程」という。)によれば、単相3線式電路に施設する漏電遮断器は、中性線欠相保護機能付きのものとすることが望ましいとされている。

3 内閣府等が推奨している感震遮断機能付住宅用分電盤は、安全確保を行うことを目的に、揺れを感知すると警報を発し、一定時間を経過してから電気が遮断されるものである。

4 内線規程によれば、「地震時等に著しく危険な密集市街地」の住宅などには、感震遮断機能付住宅用分電盤を施設することが勧告的事項とされている。

【解答及び解説】

【問 22】 正解 1

1 不適切。分電盤内に設置されている漏電遮断器(漏電ブレーカー)及び配線用遮断器(安全ブレーカー)は、消費者の所有物である。

2 適切。内線規程によれば、単相3線式電路に施設する漏電遮断器は、中性線欠相保護機能付きのものとすることが望ましい。

3 適切。感震遮断機能付住宅用分電盤は、安全確保を行うことを目的に、分電盤に内蔵されたセンサーによって揺れを感知すると警報を発し、一定時間を経過してから電気が遮断されるものである。

4 適切。内線規程によれば、「地震時等に著しく危険な密集市街地」の住宅などには,感震遮断機能付住宅用分電盤を施設すること、とされている(勧告的事項)。


【解法のポイント】住宅用分電盤に関する問題も、よく出題されています。正解肢の肢1は過去問でもすでに出題済みです。