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マンション管理士 過去問解説 平成16年 問38

【問 38】 マンションの改修工事の方法に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 既存サッシを撤去せずに新規のサッシを取り付けるには、既存サッシの外側に施工する方法と内側に施工する方法がある。

2 電気を低圧引込みから高圧引込みに変更する場合、100戸を超える規模のマンションに一般的に用いられるものとして、集合住宅用変圧器方式にする方法がある。

3 給水管及び排水管のいずれについても、更生工法により配管を延命させる方法がある。

4 エレベーターを取り替えるには、専用機械室を必要としない方法がある。

【解答及び解説】

【問 38】 正解 2

1 適切。既存サッシを撤去せずに新規のサッシを取り付けるには、既存サッシの外側に施工する方法と内側に施工する方法のいずれも利用されている。

2 不適切。電気を低圧引込みから高圧引込みに変更する場合、借室電気室を不要とする方法として集合住宅用変圧器方式(パットマウント方式)があるが、これは100戸を超えるようなマンションには用いることはできず、100戸を超えるようなマンションは、借室電気室が必要である。

3 適切。配管を延命させる方法として、エポキシ樹脂ライニング工法などの更生工法があるが、これは給水管及び排水管のいずれについても用いられる。

4 適切。エレベーターは、従来の「ロープ式」「油圧式」などでは機械室が必要であったが、専用機械室を必要としないマシンルームレス式もある。