下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
マンション管理士 過去問解説 平成16年 問42
【問 42】 マンションの室内における冬季の結露対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 暖房しない部屋について、換気を行わないようにして、気密性を高めた。
2 各住戸の対策として、輻射式の暖房装置を取り付けた。
3 窓ガラスを単板ガラスから複層ガラスにして、熱貫流率を小さくした。
4 外断熱工法の採用により、外壁の改修工事を行った。
【解答及び解説】
【問 42】 正解 1
1 不適切。機密性の高い部屋においては、換気を行わなければ、湿気を含む空気が外部に逃げることができないので、換気を行う必要がある。
2 適切。輻射式の暖房装置は、遠赤外線などの輻射によって人体や壁、カーテン、床、天井などの構造物も直接暖めるので結露対策として有効である。
3 適切。窓ガラスを単板ガラスから複層ガラスにすれば、熱貫流率が小さくなり、断熱性能が高くなるので、結露対策として有効である。
4 適切。外断熱工法の採用により、外壁の改修工事を行えば、断熱効果が高くなり、結露対策として有効である。