下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成16年 問44

【問 44】 マンションの設備配管の腐食に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 水道メーター回りで青銅製バルブと鋼管を直接つなぐと、鋼管に腐食が起きることがある。

2 硬質塩化ビニルライニング鋼管では、継手の接合部よりも直管部に集中して、腐食が起きることがある。

3 土中埋設の鋼管では、電位差が生ずることにより、鋼管外面に腐食が起きることがある。

4 給湯管に使用される鋼管では、管内の流速が速い場合、局部的に酸化皮膜が破壊されて腐食が起きることがある。

【解答及び解説】

【問 44】 正解 2

1 適切。水道メーター回りで青銅製バルブと鋼管を直接つなぐと、異なった金属を接触させることにより、鋼管に腐食が起きることがある。

2 不適切。硬質塩化ビニルライニング鋼管では、直管部よりも継手の接合部に腐食が起きやすい。

3 適切。土中埋設の鋼管は、土壌の電流が流入し、土壌に再度流出するときに電位差が生ずることにより、鋼管外面に腐食が起きることがある。

4 適切。給湯管に使用される鋼管では、管内の流速が速いことにより、鋼管の表面が削り取られて腐食することがある。