下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成24年 問30

【問 30】 通常総会の議事録に関する次の記述のうち、標準管理規約(電磁的方法が利用可能ではない場合とする。)によれば、誤った取扱いとならないのは、次のうちどれか。

1 議長が総会議事録の議長署名欄に理事長の肩書きを記したうえで自分の氏名を署名し、自分の個人印でなく理事長印を押した。

2 総会議事録に署名欄は設けたが、押印欄は設けなかった。

3 総会議事録の組合員署名欄に、委任状を提出し当日欠席していたが、出席者とみなされた組合員が署名した。

4 総会議事録の組合員の署名を一人とし、当日出席していた組合員の中から議長の指名する組合員一人が署名した。

【解答及び解説】

【問 30】 正解 1及び2

1 誤った取扱いとならない。議事録には、議事の経過の要領及びその結果を記載し、議長及び議長の指名する2名の総会に出席した組合員がこれに「署名」しなければならない。押印は特に要求されていないので、そもそも押印は不要で、押印するとしても、個人印でも理事長印でもかまわない。
*標準管理規約49条2項

2 誤った取扱いとならない。議事録には、議事の経過の要領及びその結果を記載し、議長及び議長の指名する2名の総会に出席した組合員がこれに「署名」しなければならない。押印は不要である。
*標準管理規約49条2項

3 誤った取扱いとなる。議事録には、議事の経過の要領及びその結果を記載し、議長及び議長の指名する2名の「総会に出席」した組合員がこれに署名しなければならない。委任状を提出しただけで、当日出席していなかった組合員の署名では足りない。
*標準管理規約49条2項

4 誤った取扱いとなる。議事録には、議事の経過の要領及びその結果を記載し、議長及び議長の指名する「2名」の総会に出席した組合員がこれに署名しなければならない。総会に出席した組合員一人の署名では足りない。
*標準管理規約49条2項


※法改正により正解が2つとなっています。