下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成27年 問43

【問 43】 マンションの給水設備に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

1 給水設備の計画において、居佳者1人当たりの1日の使用水量を75~150ℓとする。

2 飲料用受水槽のマンホール面は、ほこりやその他衛生上有害なものが入らないように、受水槽の天井面より5cm程度立ち上げる。

3 水道水の水質を確保するためには、給水栓における遊離残留塩素の濃度が、通常0.01mg/ℓ以上にしなければならない。

4 給水器具の最低必要圧力は、一般の給水栓の30kPaに比べ、ロータンクを持たない洗浄弁方式の大便器の方が高い。

【解答及び解説】

【問 43】 正解 4

1 不適切。給水設備の計画における居佳者1人当たりの1日の使用水量は「200~350ℓ」である。

2 不適切。飲料用受水槽のマンホール面は、受水槽の天井面より「10cm」程度立ち上げる必要がある。

3 不適切。水道水の水質を確保するためには、給水栓における遊離残留塩素の濃度は、通常「0.1mg/ℓ」以上にしなければならない。

4 適切。給水器具の最低必要圧力は、一般の給水栓の場合には30kPaである。そして、ロータンク式の大便器の場合は、低い給水圧力でも使用できるが、ロータンクを持たない洗浄弁(フラッシュバルブ)方式の大便器は高い給水圧力が必要である。


【解法のポイント】本問は「数字」が多く出てくる問題でしたが、内容的には基本的なものでした。試験前には基本的な「数字」は覚えておいた方がいいでしょう。