下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
宅建 過去問解説 令和8年 問5
【問 5】 契約の終了に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1 書面によらない贈与は、未履行部分について、各当事者が契約の解除をすることができる。
2 書面でする消費貸借の借主は、貸主から金銭その他の物を受け取るまで、契約の解除をすることができる。
3 書面によらない使用貸借の貸主は、借主が借用物を受け取るまで、契約の解除をすることができる。
4 書面でする使用貸借は、貸主の死亡によって契約が終了する。
【解答及び解説】
【問 5】 正解 4
1 正しい。書面によらない贈与は、各当事者が解除することができる。ただし、履行が終わった部分については解除することができない。
*民法550条
2 正しい。書面でする消費貸借の借主は、貸主から金銭その他の物を受け取るまで、契約の解除をすることができる。
*民法587条の2第2項
3 正しい。貸主は、借主が借用物を受け取るまで、契約の解除をすることができる。ただし、「書面による」使用貸借については、この限りでない。したがって、書面によらない使用貸借の貸主は、借主が借用物を受け取るまで、契約の解除をすることができる。
*民法593条の2
4 誤り。使用貸借は、「借主」の死亡によって効力を失う(終了する)が、「貸主」の死亡によっては終了しない。これは使用貸借が、書面によるかどうかで異ならない。
*民法597条3項
【解法のポイント】この問題は、宅建では滅多に出題されない消費貸借が出題されていることに加え、「書面による」かどうかという観点が付け加わっているので、頭が混乱した方もいるのではないかと思います。しかし、出題者は、ちゃんと「逃げ道」を作ってくれていて、肢4は絶対にできないといけない肢で、それが正解肢ですから、解答できないといけません。